私が車の免許を取ったのは、三年ほど前になります。

自営業で車を使う家に生まれ育ったので、車の運転は父も母も上手かったです。

そのため、私は車の運転は難しくないと思い込んでいました。

バックでの駐車も車線変更も何の違和感もなく出来るのが当たり前の環境で育ったのです。

高校を卒業してすぐ東京に上京したので、電車が便利な都内では車の必要性を感じなかったので、気がついたら免許を取らないまま十年くらい過ぎていました。

確かに、運転免許がないと自身を証明するときに不便でしたが、不便を感じると言えばそれくらいで数十万円をかけて免許を取る必要がありませんでした。

そのまま時間ばかりが過ぎて、そろそろ免許を取らないと一生無理だろうと漠然と感じた焦りから三十路前に免許を取るべく、運転免許所に通うことになりました。

初めはマニュアルを希望して教習を受けていたのですが、私の運転センスの無さに教官からオートマに変えるように指示があったのです。

その頃から、「あれ、私って運転下手なの?」という嫌な予兆を感じたのです。実際に試験でも「君は、オマケ合格ね」と言われる始末です。

合格をして無事に免許がとれましたが、車を運転するのが怖くて仕方がありません。

地元にある広い道路でも怖く感じるのに、東京の車線の狭い道路では絶対に運転出来ませんでした。

高いお金を出して免許を取ったのに、運転できない私はチキン過ぎると愚痴っぽくなっていた私を気遣って、7月に友人2人が北海道旅行を計画してくれました。

「きっと北海道なら大丈夫だから!道まっすぐだし。市内の車の多い所は、私たちが運転するから」と言ってくれたのです。

北海道に到着するまでは不安でいっぱいでしたが、レンタカーを借りて少し移動すると自然が多くなり、車も私たちが運転する車くらいしか走っていません。

北海道の網走から帯広までの道のりは、長く運転に慣れていないので体力を使いましたが、とても運転しやすく開放感に溢れたドライブになりました。

交代交代で運転する北海道縦断の旅は、とても良い思い出になりました。

運転しているときは、よく見えなかった北海道の緑豊かな自然も友人の運転中に見ることが出来たのが嬉しかったです。綺麗な湖が点々とあって、とても癒されました。

また、休憩した時に食べた微妙な味噌バターラーメンの味は忘れられません。不味いわけではない・・しかし美味くもない味だったけれど、空腹なお腹に染みてまた運転頑張ろうと思えました。

この旅行を計画してくれた友人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。